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アニメ「コクリコ坂から」を観た [ NO MOVIE NO LIFE !]

ジブリアニメは劇場に行かないまでも、テレビ放送があると必ず見ている。

ストーリーはさほど物珍しい筋ではないが、劇場版アニメの設定年は1963年。
わたしが生まれる三年前。母は姉を生んだ頃。母の妹が丁度この劇中の登場人物と被る世代だ。
宮崎駿がその年代なのでは?とふんだが、ややずれて宮崎駿は母とほぼ同じだった。
そんな訳で、なんだかほんの50年弱前の日本、横浜の風景が描かれている(新橋も少し・・・新橋は今と雰囲気がほとんど変わらないから、それも笑えた)。その細かい描写の懲りようが、その当時青春を送っていた人たちには、たまらないのではないのだろうか?
自分自身が生きた世界をここまで再現するのは、その時代を生きて来た人間であっても、忘れてしまった部分も多く、このアニメを見て初めて思い出すらしい。宮崎駿と同年代の母は感動しきりだった。
わたしも母の青春時代のエピソードが場面場面で重なり、瑞々しい感動があった。
ガリ版刷りなんて、今の子が見たら、何やってるのか?ハテナだろうと思う。あれ見て、わら半紙やインクの臭いを思い出した。小学校まではあったな。あれで学校新聞とか作っていたな〜なんて、忘れ去られた記憶がぽろぽろと。
あの時代の高校生(まあ、あれは結構な進学校っぽい)は随分インテリだなと思う。海ちゃんをメルちゃんとよぶなんて!まったく、しゃれてんな〜と。カルチェラタンと名の部室棟もパリの地区名だが、いわゆる文教地区なわけで、それを部室棟の通称に使うとは・・・そう考えると今の日本はしみじみ馬鹿っぽいな〜。

コクリコ荘も、港南学園も、架空のものだけど、あの時代の風景や事物は、かなりリアルにちゃんと描かれていると思う。たかが50年弱で日本はこんなに変わっちゃったんだね。諸行無常だね。いつまでもずっと何かがあると思うのは間違えだな。このアニメはあの時代の資料として、後世まで残すといいと思いました。

DVDを買おうかな?と少し思いました。

コクリコ坂から [DVD]

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  • 出版社/メーカー: スタジオジブリ
  • メディア: DVD

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